DIYでは実に様々な作業を行いますが、特に多いのは穴を空ける作業かもしれません。
木材に、あるいは金属材料に穴を空けられるだけで作れるものの幅がぐんと広がります。
綺麗に開けられるとその完成度も非常に高くなりますので、きれいに空けるコツを考えてみましょう。
プロのように穴を空けるにはどうすればいいでしょうか?
電動ドライバーで穴を空ける
一般的な電動ドライバーを使用して、これも市販のビットや錐(きり)を使えば木材ぐらいなら簡単に穴は空きます。しかしよく見ると、縁や形の処理が上手くいっていないことはよくあるものです。
市販の電動ドライバー用の錐も悪くはないのですが、比較的柔らかい木材に低出力のドライバーで穴を空ける場合には、パワーが足りず、周りの木を崩しながら穴を掘ってしまうため、ぼろぼろの見た目になってしまいます。
この場合、出力の高い電動ドライバーを使用するか、ワット数は低くても回転数の高いドライバーを使用するとましになります。
穴の見た目を優先してきれいな穴を空ける場合、電動ドライバーに使用する錐は穴あけ用の錐を使ってください。先端がカッター上になっており、穴をくり抜く作業に特化した錐です。
これなら電動ドライバーを買い直すよりも安価で済み、材質によっては手持ちの電動ドライバーで十分作業を続けられるかもしれません。
基本的な注意点も忘れずに
このように、使用する工具を材質に適したものにし、性能を把握したうえで正しい使い方をすることで、作業の品質は向上します。
穴を空ける場合、電動ドライバーを材料に当てて錐を押し込んでいくことになりますが、「まっすぐに押し付けること」「体重を安定させられる姿勢」「始めはトリガーを優しく引いてゆっくり回転させる」ことを実践するだけで穴はきれいに開くことがあります。
ゆっくり、丁寧は作業の基本で、やり直すより丁寧に作業した方がはるかに効率的です。あるいは下穴を空ける用の錐もありますので、それらで軽く傷をつけた後に本作業に入るなどするのも作業の質を向上させます。
まずは練習から
加えて、慣れもある程度必要です。それ程経験は無い場合でも本気できれいな机や棚を作ろうと思う場合、まずは不要な材木や切れ端で力加減や終わり方などを練習しておくと良いでしょう。
DIYの作品の質は、かける時間によってもかなりの程度左右されます。下穴を空ける、穴あけ用の錐を使う等も、まずは練習してみましょう。
まとめ
せっかくの自宅で使用するものを作るのがDIYです。時間の制約はまったくありませんので、好きなだけ時間をかけて丁寧に作業し、満足いく仕上がりを目指してください。